GachaRepo

がちゃれぽ 2023冬号

2023新春号

近江鉄道では、様々な安全・安心の取り組みを実施しています。この「がちゃれぽ」を通し、定期的にお伝えしていきます。

全線コンクリート枕木化

コンクリート枕木化1

 2022年2月に発生した脱線事故を受け、全線のコンクリート枕木化を進めています。
 木の枕木を、曲線半径の小さい区間では全て、それ以外の区間では3本に1本程度の割合でコンクリート枕木に置き換えを行っています。
 効率的に作業を行うため、西武鉄道より軌道モーターカーを導入し、7月より交換する場所へコンクリート枕木を配置するとともに、8月からは木枕木からコンクリート枕木への交換を順次進めています。

コンクリート枕木化2

 全線約60kmのコンクリート枕木化を終えるまで数年程度かかりますが、列車運行の安全・安心を継続していくため、引き続き交換を行ってまいります。

 枕木交換は、主に夜間作業となり、沿線の皆さまにはご迷惑をおかけしますが、ご理解のほどよろしくお願いいたします。

地域の方々と駅清掃を実施しています

駅清掃1

 社員が定期的に駅の清掃活動を行っています。
 2021年度からは近江鉄道みらいファクトリーの取り組みとして、 地域の方々にもご参加いただきながら駅構内や軌道敷の除草作業・駅設備のペンキ塗りなどを中心に行っており、地域の方々との交流ができる場にもなっています。
 12月3日には、多賀大社前駅の清掃を実施し、初詣のお客さまをお迎えする準備を行いました。

駅清掃2

 お客さまにご利用していただく駅を少しでも快適に過ごしていただけるように、これからも清掃活動を継続してまいります。

※近江鉄道みらいファクトリーとは、「近江鉄道がこうなったらいいな!」「こうしたら楽しくなりそう!」というアイデアを、沿線地域の皆さんと近江鉄道の社員が一緒にカタチにしていく取り組みです。

総合復旧訓練を実施しました

総合訓練1

 11月10日に総合復旧訓練を実施しました
 これは、近年自然災害が多く発生している状況から、お客さまの安全を最優先に復旧作業を行い、早期に列車の運転を再開するための訓練です。
 今回の訓練では、線路異常による脱線事故が発生した想定で、復旧に向けて初動対応の手順習得や各部署との連携・連絡体制を確認し、お客さまの救出から現場復旧までの行程を参加者一人ひとりが役割を担いながら行いました。

①救護・避難誘導訓練

救護・避難誘導訓練

 お客さまが車内でけがをされているという想定のもと、運転士・駅係員による救護・避難誘導訓練を実施しました。
 けがをされているお客さまを救急搬送するとともに、お客さまを非常用ハシゴを用いて救護し、駅まで誘導しました。

②脱線復旧訓練

脱線復旧訓練

 進行方向一両目の車輪が脱線した想定で復旧訓練を実施しました。
 油圧ジャッキを用いて車体をアップしている作業員は緊張感に溢れ、指揮官の号令のもと慎重に訓練を進めました。

③レール桁架設訓練

レール桁架設訓練

 線路が陥没したことを想定し、軌道内にレール桁を架設する訓練を実施しました。
 このレール桁は、橋桁と同じ働きを持たせることができるため、災害復旧や線路下での工事にも使用します。

③電柱傾斜復旧訓練

電柱傾斜復旧訓練

 電車が脱線、その衝撃で電車線を支えている電柱が傾いたと想定して、電柱を引き起こす訓練を実施しました。
 作業手順を事前に打ち合わせておくことで、訓練当日はスムー ズに復旧作業を行うことができ ました。
 今回の訓練を通じて、緊急時 にも迅速に対応できるように日 頃からの準備が必要であると改めて実感しました。

 異常時に直面した際の冷静・適切な対応につなげることができる有意義な訓練となりました。
 今後もお客さまに安全・安心をお届けできるよう全社員で取り組んでまいります。

リーフレット

バックナンバー

お問い合わせ先

近江鉄道株式会社 鉄道部鉄道営業課
TEL:0749-22-3303
FAX:0749-24-1560
受付時間 平日8:40~17:20
フォームでのお問い合わせ