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がちゃれぽ 2024冬号

2024冬号

近江鉄道では、様々な安全・安心の取り組みを実施しています。この「がちゃれぽ」を通し、定期的にお伝えしていきます。

レール点検を行っています

探傷検査

  レールの折損を防止するため、全線にわたりレール探傷検査を行っております。
 レール探傷検査とは、踏切内やレール継目の中などレールの外観が見えにくい箇所や、目視による点検では発見できないレール内部に発生する亀裂や欠陥の有無を確認するため、超音波をレールに当てることにより判別する検査です。
 現場のレールに異常が見受けられた場合は、検査機械より警報音がなり検査員に知らせます。また、記録された超音波の波形をもとに詳細な検査を行い、保守作業を実施しています。
 レールに傷が発生すると、列車の通過等により傷が徐々に進行し、レールの折損につながり、復旧作業のため長時間の運転見合わせが発生することになります。  保線区では事故の未然防止のため検査を適時行い、安全確保に努めております。

電車線支持物

 木柱からコンクリート柱への建て替え工事を行い、電柱の強度を高くし、設備の長寿命化を図っています。
 電車線*1を支持する構造物である電車線支持物は、き電線*2、電柱、ビーム*3、電線や金具などで構成されており、巡回点検の結果をもとに更新箇所を決定し、木柱からコンクリート柱へ建て替えるとともに、支持物の更新工事を行っています。  工事は、コンクリート柱の建植、ビームやその他付属物の新設、電車線等の支持替え、木柱の撤去作業を数日に分け、終電後の夜間に行っています。  電車線支持物は、鉄道運行を支える重要な設備で異常が発生すると電車の運行に大きな影響を与えるため、確実な点検と計画的な建替え工事が必要です。

*1 電車線とは、トロリー線(パンタグラフと直接接触して電車のモーターに電気を供給する電線)やちょう架線(トロリー線を吊る電線)等の電車に電力を供給するための設備です。 *2 き電線とは、変電所からトロリー線に電力を供給するために、電車線に平行して設置している電線です。 *3 ビームとは、レールを挟んで向い合う2本の電柱の間に取付けられ、電車線を支持する構造物です。

踏切事故防止の啓発を行いました

踏切事故防止

 11月1日(水)から10日(金)までの10日間、令和5年度の踏切事故防止キャンペーンを実施しました。
 このキャンべーは、すべての踏切道を通行する自動車(二輪車等含む)のドライバーおよび歩行者等に対し「踏切道への無理な進入はしない・させない」意識の高揚を図り、これの継続的な実施を促すことにより、安全で円滑な踏切道通行の確保および踏切事故の防止を目的としています。
 近江鉄道では、ポスターの掲出や駅・車内の啓発放送を実施しました。また、通学路となっている踏切4箇所での踏切事故の防止のご協力と、彦根駅でPR品の配布など広報活動を実施しました。
 今後も、踏切手前での確実な一旦停止と安全確認の呼びかけを実施してまいります。

総合復旧訓練を行いました

総合復旧訓練

 事故や災害が発生した際に、お客さまの安全を最優先に考え、早期に復旧ができるように、実践を通した訓練を実施しています。
 今回の訓練では、JR線の並行区間である彦根駅~ひこね芹川駅間の踏切で踏切事故が発生しJR線の線路を支障したという想定と、自然災害の影響により日野駅~水口松尾駅間で線路陥没が発生したという想定の2つの復旧訓練を行いました。
 この訓練では、復旧に向けて初動対応の手順習得や各部署との連携・連絡体制を確認し、お客さまの救出から現場復旧までの行程を訓練者一人ひとりが役割を担いながら行いました。
 今後も定期的に訓練を行い、非常時にも落ち着いて対応できるよう努めてまいります。

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