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がちゃれぽ 2022創刊号

2022創刊号

近江鉄道では、様々な安全・安心の取り組みを実施しています。この「がちゃれぽ」を通し、定期的にお伝えしていきます。

異常時訓練を実施しました

異常時訓練1

 6月に愛知川-五箇荘間で駅、運転指令、列車区合同で指導通 信式訓練を行いました。
 指導通信式とは、信号機の故障時でも安全を確保し、列車を 運転することができる方法で、落雷等の被害が多い7、8月を前 に毎年この時期に行っています。今回の訓練では新人運転士2 名も参加し、通常とは異なる状況下での運転を体験しました。参 加した新人運転士の1人は「手信号の現示や転てつ機の開通方 向など、通常とは異なる箇所を確認しなければならないので、い つも以上に慎重になりました」と、緊張感をもって取り組めた様 子でした。今後も異常時に対応すべく訓練を行ってまいります。
 通常時は自動で制御している信号も、今回のような異常時に は一つひとつ手動で進路を構成して列車を動かします。

異常時訓練2

 駅係員は、きっぷの出札、改札、集札のほか、ホームの安全確認や構 内放送をはじめとしたお客さまへのご案内が主な業務です。
 運転指令は、列車の運転や天候の状況など、列車運行に関わる情 報の把握に努め、緊急時には列車の運転整理を行います。
 列車区には、国家資格である「甲種電気車運転免許」を取得した運 転士が所属し、お客さまを安全に目的地まで輸送を行っています。

軌陸車で除草剤を散布しました

除草剤散布1

 保線区では、6月 の夜間に軌陸車 (線路と道路の両 方を走行できる車 両)を使用して線路 内の除草剤散布を 行っています。
 協力企業と共に 決められた範囲内 で散布をしており、 列車の安全・安定輸送の確保と軌道内設備の適切な保守・検査が 行えるように実施しています。
 散布は除草剤散布作業マニュアルをもとに希釈倍率や散布範囲 などに注意し、散布当夜は天候にも恵まれて異常なく散布を終える ことができました。

除草剤散布2

 保線区は、列車が安全に運行するために線路、橋りょう、トンネルなど の保守・点検をするのが主な業務で、定期的に列車または徒歩による巡 視を行っています。
 除草剤散布作業については、エリアごとに除草剤散布のルールを決め 実施しています。

踏切点検を実施しました

踏切点検1

 電気区では、4月から7月にかけて踏切保安設備の検査を行ってい ます。
 踏切保安設備は、踏切を通行する歩行者や自動車等を列車との 接触事故から守るための設備で、踏切警報機や踏切遮断機など多 くの装置が相互に連動しながら皆さまの安全を守っています。
 踏切警報機、踏切遮断機 等が設置している踏切(第 一種)が全線で145箇所あ り、検査結果等をもとに補 修や機器更新を実施して、 鉄道運行の安全性向上を 図っています。
 検査では設備の動作や 取り付け状態を測定機器や 目視などで確認を行ってい ます。
 設備による踏切事故が発 生しないように確実な検査 と保守に努めております。

踏切点検2

 電気区は、変電所や電車線、踏切、信号、通信など、列車の運行に関わる さまざまな電気、電力、信号通信設備の保守・点検をするのが主な業務で す。
 近江鉄道線の踏切は全線で175箇所あり、第一種が145箇所、第四種 (遮断機・警報機が設置されていない踏切)が30箇所です。

電車の全般検査を実施しました

全般検査1

 電車区では、5月から6月にかけて800形805号編成の全般検査を 実施しました。
 電車も自動車と同様で車検が必要です。
 今回の「全般検査」は8年を超えない期間に実施する検査で、屋根 上のパンタグラフ、運転席の機器、客室のドアや制御器、床下のモー ターやコンプレッサーなど、多岐に渡り、約1ヶ月かけ点検します。
 走行を担う重要な部分である台車の分解整備では、車両をまるご とジャッキアップし、清掃・探傷検査の後に塗装仕上げを行います。
 鉄道をご利用になるお客さまに普段と変わらない安全と安心をお 届けできるように今日も目を光らせています。

全般検査2

 電車区は、電車を安全に運転できる状態に保持するため、電車を検査・ 整備するのが主な業務です。
 検査には、列車検査(6日を超えない期間)、月検査(3箇月を超えない期 間)、重要部検査(4年を超えない期間)、全般検査(8年を超えない期間) があり、検査ごとに検査項目および方法が定められています。

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