多くの商人が八幡の町から全国へと旅立ち、近江商人としての活躍した原動力となった八幡堀。現在、写真や絵画の愛好家などが数多く訪れ、時代劇のロケ地としても頻繁に活用されるなど、市民の憩いの場であり、近江八幡の代表的な観光地に位置づけられています。
八幡瓦と八幡の歴史をテーマにしたミュージアム。
近江八幡は近江八幡は城下町として、また近江商人のまちとして繁栄し、発展をとげました。往時の町並みなどの歴史的景観に大変恵まれ、周辺は国の重要伝統的建造物群保存地区に選定されています。「瓦」は屋根の表情をつくり、屋根の連なりが、まちの景観を支えてきたという視点で「かわら」をとらえ、瓦の魅力を随所に活かした建物自体が展示物となっています。
かわらミュージアムは、瓦工場跡地に立地し、水運交通の便利な八幡堀に面して建てられた白黒のモノトーンが映えた大変個性的な瓦づくしの建物です。
近江商人の代表的な人物、西村太郎右衛門の宅地跡にある郷土資料館は、 市内の考古・民俗などの資料が展示されており、特別展も臨時開催されています。
明治10年に近江商人たちにより、子どもの教育充実をはかるために、八幡東学校として建築された貴重な擬洋風建造物です。その費用のほとんどが寄付で賄われ、当時にして6,000円が集められました。
平成6年に解体修理され往時の姿に復元され、現在は観光案内所やギャラリーとして利用されています。(国登録有形文化財)
八幡山の南麓に建つ旧八幡町の総社で、近江商人の信仰を集めていました。
江戸初期に海外貿易で活躍した西村太郎右衛門が寄進した「安南渡海船頭」(重要文化財)が納められています。
江戸時代の大商人。西川利右衛門の旧宅で、国の重要文化財に指定された商家です。
屋号を大文字屋と称し、畳表や蚊帳を扱っていました。今は市立博物館の一部として一般公開されています。